聖書の概要
旧約聖書 Old Testament
聖書の物語は、まず口で語られ、耳で聞いて覚えられ、そして伝えられてきた。しかし長い年月を経て次第に文章として書かれるようになった。こられの文章の最初に書かれたものは現在は存在しないが、手書きの写本という形で伝えられてきた。およそB.C.1300年ころから一部の物語は文章として書かれ始め、B.C.400年ころから聖書の各巻がまとめられてきた。B.C.200年ころから徐々に、これらの巻物は(律法、預言者、諸書に区分されることもる)、ギリシア語に翻訳され、古代地中海世界の至るところに住むユダヤ人たちに読まれた。また、多くの初期のキリスト教徒たちもギリシア語訳を信仰の書として共有した。これらは、七十七人訳ギリシア語訳聖書あるいはギリシア語旧約聖書と呼ばれる。ユダヤ教の聖書が公式にまとめられたとき、(A.D.100年ころ)ユダヤ教学者たちは24巻を正典として認めた。現代のキリスト教においての旧約聖書は、プロテスタント諸教会はユダヤ教の正典24巻と内容が一致する39巻を、ローマカトリック教会はユダヤ教の正典外の文書を第二正典の形で含む 49巻を、東方正教会はギリシア語訳の伝統に準じ、50巻を旧約聖書として認めている。
旧約聖書(三十九書)
● モーセ五書(律法の書)
創世紀 ∙∙∙ 神の創造のわざとアブラハムとの契約
• 天地創造と原初の人類
天地創造(1章)
アダムとエバ、失楽園(2章~3章)
カインとアベル(4章)
ノアの方舟(5章)
バベルの塔(11章)
• 太祖たちの物語
アブラハムの生涯(12章~25章)
ソドムとゴモラの滅亡(18章~19章)
イサクをささげようとするアブラハム(22章)
イサクの生涯(26章~27章)
イスラエルと呼ばれたヤコブの生涯(27章~36章)
• ヨセフの物語
夢見るヨセフ(37章~38章)
エジプトでのヨセフ(38章~41章)
ヨセフと兄弟たち(42章~45章)
その後のヨセフ(46章~50章)
出エジプト記 ∙∙∙ エジプト脱出、 神と民(イスラエル)との契約と律法
• エジプト脱出
ヤコブ後のエジプトにおけるユダヤ人の状況(1章)
モーセの物語(2章~4章)
ファラオとの交渉と十の災い(5章~11章)
民のエジプト脱出と葦の海の奇跡(12章~15章)
シナイ山への旅(16章~19章)
• 神と民の契約
十戒の授与(20章)
契約の書(20章~23章)
契約の締結(24章)
幕屋建設指示とその規定(25章~28章)
儀式と安息日の規定(29章~31章)
金の子牛(32章~33章)
戒めの再授与(34章)
安息日と幕屋の規定(35章~39章)
幕屋の建設(40章)
レビ記 ∙∙∙ モラル、儀式的な律法
• 祭司の規定
献げ物に関する規定(1章~7章)
アロンの故事とそれにちなむ祭司の聖別などの規定(8章~10章)
清浄と不浄に関する規定(11章~16章)
• 神聖法集
献げ物と動物の扱いに関する規定(17章)
厭うべき性関係に関する規定(18章)
神と人との関係におけるタブーに関する規定(19章)
死刑に関する規定(20章)
祭司の汚れに関する規定(21章)
献げ物に関する規定(22章)
祝い日に関する規定(23章)
幕屋に関する規定(24章1~9節)
神への冒涜などに関する規定(24章10~23節)
安息年とヨベルの年に関する規定(25章)
偶像崇拝の禁止と祝福と呪いに関する規定(26章)
誓いと関係する献げ物の規定(27章)
民数記 ∙∙∙ 約束の地への旅路
• シナイ山における人口調査と出発に至るまでの記述、ナジル人など種々の規定
シナイの荒野における人口調査、レビ人の務め(1章 )
幕屋と宿営地に関する神の指示(2章)
レビ人の祭司としての職務(3章)
レビ人の氏族の調査、汚れやナジル人に関する規定(4章~6章)
祭壇の奉献と聖所の祝別(7章~9章)
• シナイ山からモアブにいたる道中の記述、カナンへの斥候の報告にうろたえる民の姿
イスラエルの民の荒れ野の旅と不満、モーセを蔑ろにしたアロンとミリアムへの罰(10章~12章)
カナンを偵察した斥候の報告と民の嘆き(13章~14章)
コラの反逆、アロンの杖(15章~17章)
アロンの子孫とレビ人の祭司としての役割(18章~19章)
メリバの出来事、ミリアムとアロンの死、カナン人アラドの王の死、青銅の蛇による罰、アモリの王シホンとオグとの戦い(20章~21章20節)
• カナンの民との戦い、ヨルダン川にたどりつくまで
バラクとバラムの物語、バラムとろば(22章~24章)
カナン入りを前にした人口調査。後継者ヨシュアの任命(25章~27章)
献げ物に関する規定(28章~29章)
ミディアンへの勝利、逃れの街の規定(30章~32章)
エジプトを出てからの旅程、イスラエルの嗣業の土地、レビ人の町、相続人が女性である場合の規定(33章~36章)
申命記 ∙∙∙ 契約と律法の復習
• 第1の説話
40年にわたる荒れ野の旅をふりかえり、神への忠実を説く(1章~4章)
• 第2の説話
十戒(5章~11章)、律法(12章~26章)
• 最後の説話
神と律法への従順、神とイスラエルの契約の確認、従順なものへの報いと不従順なものへの罰が言及
最後の説話の後、モーセは来るべき死への準備をし、ヨシュアを自らの後継者として任命、その後、補遺といわれる部分が続く(27章~30章)
● 歴史書
ヨシュヤ記 ∙∙∙ 約束の地、カナンの征服
• 約束の地到着と征服の始まり
ヨシュアによる占領(1章~11章)
• 相続地の振り分け
土地の配分(12章~21章)
• ヨシュアの最後のメッセージ
シケム契約(22章~24章)
士師記 ∙∙∙ カナンの地で士師がイスラエルを治めた記録
ルツ記 ∙∙∙ 士師の時代におけるルツという女性の話
サミエル記上 ∙∙∙ サウロ王の確立
サミエル記下 ∙∙∙ ダビデ王の確立
列王記上 ∙∙∙ ソロモン王の確立、王国の分裂
列王記下 ∙∙∙ 南と北王国の歴史
歴代誌上 ∙∙∙ 創世紀からの系図からダビデ王まで
歴代誌下 ∙∙∙ ソロモン王から南と北王国の歴史
エズラ記 ∙∙∙ バビロンからの帰還と神殿建設
ネヘミヤ記 ∙∙∙ バビロンからの帰還とエルサレムの壁建設
エステル記 ∙∙∙ ペルシャ時代におけるユダヤ人たちの話、知恵の書
ヨブ記 ∙∙∙ 人生の苦しみと神の答え
詩編 ∙∙∙ 神への賛美と賛歌
箴言 ∙∙∙ 知恵ある人生
コヘレトの言葉 ∙∙∙ 人生の目的
雅歌 ∙∙∙ 霊的な比喩
● 大預言書
イザヤ書 ∙∙∙ 神の支配と希望
エレミヤ書 ∙∙∙ 南の王国滅亡と希望
哀歌 ∙∙∙ 南の王国滅亡と悲しみ
エゼキエル書 ∙∙∙ 南王国滅亡と復帰
ダニエル書 ∙∙∙ 神の支配
● 小預言書
ホセヤ書 ∙∙∙ イスラエルの不義
ヨエル書 ∙∙∙ 時代不明、神の裁き
アモス書 ∙∙∙ 社会的不義と神の裁き
オバデヤ書 ∙∙∙ 神のエドムに対する裁き
ヨナ書 ∙∙∙ ニネベ伝道
ミカ書 ∙∙∙ 神が求めるもの
ナホム書 ∙∙∙ 神の権威とニネベの運命
ハバクク書 ∙∙∙ 神の義とユダの不義
ゼファニヤ書 ∙∙∙ 神の審判
ハガイ書 ∙∙∙ 神殿建設
ゼカリヤ書 ∙∙∙ 神殿建設
マラキ書 ∙∙∙ 悔い改めよ
旧約聖書続編 Apocrypha
トビト記 ∙∙∙ 捕囚の地に生きたトビトの物語
ユディト記(ユデト書) ∙∙∙ ユディトという女性の信仰を描く物語
エステル記(エステル書残篇) ∙∙∙ ペルシャ王の后となったユダヤ人女性エステルの知恵と活躍
マカバイ記一(マカビー第一書) ∙∙∙ ヘレニズム時代のユダヤの歴史を描く歴史書
マカバイ記二(マカビー第二書) ∙∙∙ ヘレニズム時代のユダヤの歴史を描く歴史書
● 知恵の書
知恵の書(ソロモンの智慧) ∙∙∙ イスラエルの歴史を振り返りながら、知恵が常に存在していたことを、知恵を擬人化しながら述べている
● 集会の書、教会書
シラ書(ベン・シラの智慧) ∙∙∙ 人間関係や教育、礼儀作法など生活のあらゆる領域におよぶ教訓
バルク書 ∙∙∙ 知恵の書やシラ書とも共通する知恵の賛美が見られ、知恵は律法であるとしている
エレミヤの手紙 (エレミヤの書翰) ∙∙∙ バビロンへ拉致されることになった民への手紙という形式を取っており、偶像礼拝の愚かさ、無力さを一貫して指摘している
アザルヤの祈りと三人の若者の賛歌(三童児の歌) ∙∙∙ 3人の若者が燃え盛る炉の中に投げ込まれた時のアザルヤ(バビロニア語でアベド・ネゴ - ダニエル書)の懺悔の祈り、炉で彼らが出会った天使についての簡潔な記述、そして解放されたと悟った時に彼らが神に感謝して歌った賛歌が含まれている
スザンナ(スザンナ物語) ∙∙∙ バビロンのユダヤ人社会を舞台として書かれた文書
ベルと竜(ベルと龍) ∙∙∙ ベル(ベール・マルドゥグ、メロダグとも)、竜(大蛇とも)という偶像崇拝
エズラ記:ギリシア語(エズラ第一書) ∙∙∙ ユダ王国の王ヨシヤの過越からエズラの活動に至までの歴史
エズラ記:ラテン語(エズラ第二書) ∙∙∙ 政治的、宗教的なメシアを待望したユダヤ教の黙示文学書
マナセの祈り(マナセの祈祷) ∙∙∙ 神におのれの罪を告白し、へりくだって許しを請う
新約聖書 New Testament
イエスとイエスの弟子たちの多くはユダヤ人であり、正典成立の過程にあるユダヤ教聖書を用いた。イエスの死後(A.D.30年ころ)イエスの言葉と物語はまず口伝で語り継がれ、福音書はA.D. 65年ころからギリシア語で書かれ始めたをされる。福音書より早く、恐らくパウロの手紙が新約聖書では最初に書かれた文章であろう。熱心なユダヤ教であったパウロは、劇的な方向転換をして、イエス・キリストの福音を宣教する教徒となり、A.D.50ー60年ころに活躍した。 新約聖書の13の手紙がパウロの名前を著者として付しているが、このうち七つの手紙(ローマ、1コリ、2コリ、ガラ、フィリ、1テサ、フィレ)が パウロの真性の手紙であることに多くの聖書学者が同意している。残りの手紙のうち、エフェソの信徒への手紙、コロサイの信徒への手紙、テサロニケ信徒への手紙二は、著者についてさまざまな意見がある。テモテの手紙一、二、テトスへの手紙は、パウロの死後に初期教会の指導者によって書かれたと考える学者もいる。このほかの手紙やヨハネの黙示録は著者について不明なことが多いが、恐らく使徒パウロと同じような指導者たちが書き、書教会で読まれていたのであろう。新約聖書全体はおよそ300年の時を経て(A.D.367年ころ)現今の27巻が正典として認められた。
新約聖書(二十七書)
● 福音書
マタイによる福音書 ∙∙∙ イエス・キリストの生涯と倫理的な教え
マルコによる福音書 ∙∙∙ イエス・キリストの愛のわざ
ルカによる福音書 ∙∙∙ イエス・キリストを通して示された人への愛
ヨハネによる福音書 ∙∙∙ イエス・キリストを信じる為に書かれた書
● 教会の成長を記録した書
使徒言行録 ∙∙∙ 聖霊によるペテロとパウロの働きを通しての初期教会の成長の記録
● 諸教会に宛てた手紙
ローマの信徒への手紙 ∙∙∙ 信仰による救い
コリントの信徒への手紙一 ∙∙∙ 分派分裂の問題
コリントの信徒への手紙二 ∙∙∙ パウロの使徒としての権威
ガラテヤの信徒への手紙 ∙∙∙ 律法ではなく信仰と恵みによる救い
エフェソの信徒への手紙 ∙∙∙ 神のイエス・キリストによる永遠の計画
フィリピの信徒への手紙 ∙∙∙ イエス・キリストにある喜び
コロサイの信徒への手紙 ∙∙∙ 神であるイエス・キリスト
テサロニケの信徒への手紙一 ∙∙∙ 主の再臨についての確証
テサロニケの信徒への手紙二 ∙∙∙ 主の再臨まで主にあって励みなさい
テモテへの手紙一 ∙∙∙ 偽教師に対するテモテへのアドバイス
テモテへの手紙二 ∙∙∙ パウロの最後のことば
テトスへの手紙 ∙∙∙ テトスへの命令・長老の任命
フィレモンへの手紙 ∙∙∙ 主人と奴隷の和解のための助言
ヘブライ人への手紙 ∙∙∙ 大祭司イエス・キリストによる新しい契約
ヤコブの手紙 ∙∙∙ クリスチャンのための倫理的な教えと動機
ペテロの手紙一 ∙∙∙ クリスチャンとして迫害に対する
ペテロの手紙二 ∙∙∙ 偽教師に対処する
ヨハネの手紙一 ∙∙∙ 互いに愛しなさい
ヨハネの手紙二 ∙∙∙ 偽教師と本物の教師を見極める
ヨハネの手紙三 ∙∙∙ 旅人をもてなす
ユダの手紙 ∙∙∙ 偽教師についての警告、説教の記録
● 預言書
ヨハネの黙示録 ∙∙∙ ローマ帝国の偶像礼拝支配の中でも イエス・キリストによってクリスチャンが勝利 するという保証
Even So
Even so come Lord Jesus come
Even so take you bride away
How my soul longs
to be with You my Lord
Even so even so
Come Lord Jesus come
Lord You are the lover of my soul
Lord You are exalted over all
And I bow before Your throne
to worship You
Lord You are Lord You are
The lover of my soul